令和5年度覚醒プロジェクトの研究期間終了が間近となった7月21日、産業技術総合研究所臨海副都心センター別館にて、研究実施者による成果報告会が行われました。約8か月の研究期間に実施してきたそれぞれの研究成果や、これからの目標が発表されました。
令和5年度採択者全11組の研究チームから14名と、6名のプロジェクトマネージャー(大西正輝氏、井本桂右氏、牛久祥孝氏、金崎朝子氏、瀬々潤氏、谷中瞳氏)、令和6年度採択者から12名、令和6年度受入研究者が参加し、発表はもちろん、採択年度の違う研究者同士、担当外のPMとのネットワーキングなどの良い機会となりました。
各研究実施者の発表は昼食をはさんで長時間にわたり、それぞれPMから多くの質問、これまでの成長に関するコメント、アドバイスなどが寄せられました。
11組の発表の後には、PM6名によるトークセッションが行われ、令和5年度覚醒プロジェクトの成果についての講評や、プロジェクト約8ヶ月を経た感想、さらに研究実施者と覚醒プロジェクトの今後についてなど、PMの想いや積極的な意見が挙がり、たいへん活発なセッションとなりました。
参加が叶わなかった松原SVからはビデオメッセージにて「研究成果もさることながら、今後これから皆さんに覚醒してもらうのがこの制度の目的。これからいろんなことがあると思いますが、さまざまな方向性でご活躍していただきたいと思う」とコメントが寄せられました。
成果報告会の後には、湾岸エリアを一望する見晴らしの良い会場で懇親の場が設けられました。研究内容に関する議論や情報交換をはじめ、参加者属性の枠を超えた盛り上がりが見られました。
成果報告会は、発表と意見交換を通じて研究への理解を深めるとともに、それぞれの研究について共通点や課題を共有し、「覚醒プロジェクト」のメンバーとして、ネットワークを縦横に広げることを目的として開催されました。今後もさまざまなイベントを通じて、研究者とその研究を長く支援していきます。