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覚醒

覚醒

生成AI時代の独創的な研究開発を募集

若き研究者よ、チャンスを活かせ!

若手人材によるディープテック 研究プロジェクト

300万円支援 ABCIが使える PMが伴走・助言

令和6年度 覚醒プロジェクト

お知らせ

生成AI時代の独創的な研究開発を募集

「覚醒」プロジェクト
とは?

若手人材が、国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)の保有する先端的研究設備等を
活用することにより、ディープテック分野の独創的かつ斬新な研究開発を推進し、
社会課題解決にチャレンジするプロジェクトです。

令和5年度は、AI技術やバイオインフォマティクスを活用した、
以下の研究開発テーマを幅広く募集しました。

募集する研究開発テーマ

本プロジェクトのポイント

  • 300万円支援 ABCIが使える プロジェクトマネージャー(PM)が伴走する 知的財産権や研究成果は、採択者に帰属 採択者や経験豊富な支援人材とネットワークを構築
ABCI ABCI

本プロジェクトへの応募から
研究開発終了までの流れについて

1

応募する

募集する研究開発テーマに関して、独創的・斬新な社会課題解決に資する研究テーマを提案してください。
令和5年度の応募受付は終了しました。
R6年度はこちら

2

審査・採択・契約

PM等による審査を経て、採択者を決定します。

  • 松原 仁

    スーパーバイザー

    京都橘大学
    工学部情報工学科・大学院情報学研究科 教授
    情報学教育研究センター長

    松原 仁

  • 大西 正輝

    スーパーバイザー/プロジェクトマネージャー

    産業技術総合研究所 人工知能研究センター
    社会知能研究チーム長

    大西 正輝

  • 牛久 祥孝

    プロジェクトマネージャー

    オムロンサイニックエックス株式会社
    プリンシパルインベスティゲーター

    牛久 祥孝

  • 瀬々 潤

    プロジェクトマネージャー

    ヒューマノーム研究所 代表取締役社長

    瀬々 潤

  • 金崎 朝子

    プロジェクトマネージャー

    東京工業大学 情報理工学院 准教授

    金崎 朝子

  • 谷中 瞳

    プロジェクトマネージャー

    東京大学大学院 情報理工学系研究科 准教授(卓越研究員)

    谷中 瞳

  • 井本 桂右

    プロジェクトマネージャー

    同志社大学 文化情報学部 准教授

    井本 桂右

採択者・研究テーマ・担当PM(敬称略)

研究実施者所属研究テーマ担当PM
大村 拓登東京大学大学院タンパク質の高精度シミュレーションに向けた,大規模データセットの作成と量子化学的性質を反映した機械学習モデルの開発瀬々 潤氏
助田一晟
澤野 晋之介
東京大学大学院JMed-LMM:医療分野における大規模マルチモーダルモデルの開発
中里 朋楓東京大学大学院透明性向上のための偽情報や誤情報の流通メカニズムや影響に関する実証研究大西 正輝氏
小島 駿東京大学大学院セマンティック・セキュアな通信プロトコル設計金崎 朝子氏
野﨑 雄斗
大嶽 匡俊
加藤 大地
廣岡 聖司
東京大学大学院日本語版の世界観を崩さないアニメの自動吹き替え
笹崎 海利
松井 智一
奈良先端科学技術大学院大学行動認識に向けた発話による宅内マイクロ行動クラス表現の検討井本 桂右氏
藤村拓弥名古屋大学大学院精度と安定性を両立した異常音検知手法の開発
塩原 楓東京大学大学院動画と自然言語を繋ぐ基盤モデルの創成牛久 祥孝氏
藤井 亮宏東京大学大学院深層学習を使った条件付き逆問題解法によるマテリアル開発で,カーボンニュートラル社会の早期実現を目指す
染谷 大河
スコット アトム
東京大学大学院
名古屋大学大学院
マルチエージェント移動・行動系列が入力可能な大規模マルチモーダルモデルの開発谷中 瞳氏
中田 亘
関 健太郎
東京大学大学院音声対話システムにおける表現力豊かな音声合成のためのデータセット整備と大規模言語モデルの言語知識の活用
3

研究実施期間

PMからの指導・助言を受けながら、プロジェクトを進めます。PMや外部有識者らが参加する中間報告会なども実施します。

令和5年11月~令和6年7月

4

成果発表・評価

進めてきたプロジェクトの成果を、成果報告会を通じて、社会に発信します。研究期間終了後は、PMや同期の研究実施者らとネットワークを形成し、さらなる高みを目指します。

イベント開催報告

2023年12月10日
令和5年度 覚醒プロジェクトキックオフイベントを開催しました。

当日は、全11組の研究実施者から14名と、スーパーバイザーの松原仁教授をはじめ、6名のPM(大西正輝、井本桂右、牛久祥孝、金崎朝子、瀬々潤、谷中瞳の各氏)が参加。各研究実施者が、これからスタートする研究についての発表を行いました。

各自の発表に対しては、PMや他の研究実施者から多くの質問やコメントが寄せられました。発表のあとは懇親会を催し、カジュアルな雰囲気の中での交流も行いました。

このキックオフイベントは、研究実施者たちが今後およそ8カ月間にわたって研究を始めるにあたり、PMや他の研究実施者と交流することで、自身の研究の参考や、モチベーションアップにつながることを目的に開催しました。今後もいくつかのイベントを通して、研究実施者の研究を後押ししていきます。

upキックオフイベント開催
upキックオフイベント開催
upキックオフイベント開催

2024年2月8日
ABCI見学会を開催しました。

研究実施者を対象に、ABCIの見学会、研究発表会を開催しました。
ABCI内部を詳しく見学するのは、本事業ならではの取り組みです。中田秀基上級主任研究員(産総研デジタルアーキテクチャ研究センター)の説明に参加者は興味深々な様子で、たくさんの質問が出ていました。
見学会後に行った、坂東宜昭主任研究員(産総研人工知能研究センター)による"爆速ABCI講座"は、参加者にとっては、目から鱗でした。

upABCI見学会
upABCI見学会
upABCI見学会

2024年4月13日~14日
令和5年度 覚醒プロジェクト中間報告会を開催しました

令和5年度 覚醒プロジェクトに採択された研究実施者による研究が始まって、5か月ほど経ちました。それぞれの研究も折り返し地点を通過した4月中旬、各研究実施者がこれまで進めてきた研究の進捗や途中の成果を発表する中間報告会を行いました。

up覚醒プロジェクト中間報告会
up覚醒プロジェクト中間報告会

 全11組の研究チームから14名と、スーパーバイザーの松原仁教授をはじめ、6名のPM(大西正輝、井本桂右、牛久祥孝、金崎朝子、瀬々潤、谷中瞳の各氏)が参加したこの会は、合宿形式で2日間開催され、自らの発表はもちろん、他者の研究内容に刺激を受けたり、担当外のPMと交流を深める機会となりました。

 各研究実施者の発表は、あらかじめ割り当てられた時間で行われ、発表ごとにPMや他の研究実施者から多くの質問やコメント、アドバイスが寄せられました。

 1日目は午後から7組の発表が行われました。その後は休憩と夕食を挟んで交流会を催し、親睦を深めました。各研究実施者の研究内容がポスターとして掲示された交流会場では、引き続き研究内容に関する議論や情報交換が行われ、参加者同士の交流が深まったようです。

up覚醒プロジェクト中間報告会
up覚醒プロジェクト中間報告会
up覚醒プロジェクト中間報告会
up覚醒プロジェクト中間報告会

 2日目には朝から4組の発表が行われ、前日と同じく活発な質疑応答や内容への所感、そしてプログラム全体の在り方や将来についての熱いコメント等も交わされる会となりました。松原SVからは総括として「研究を続けていると、本来やりたかったことが現状うまくいかないことがある。そのうまくいかないところから芽がでて発展することも多い。何がやりたいのか、何が難しいのかを考えて、PMや仲間と議論するという習慣をこのまま維持できればよいと思う」とコメントが寄せられました。

up覚醒プロジェクト中間報告会
up覚醒プロジェクト中間報告会
up覚醒プロジェクト中間報告会
up覚醒プロジェクト中間報告会

 中間報告会の最後には、SV・PM、研究実施者、事務局含め、プロジェクトの連帯感を高める目的で揃えた覚醒プロジェクトTシャツで集合写真を撮影しました。

up覚醒プロジェクト中間報告会

 難航する部分なども共有し、意見交換の中で自身の研究について理解を深めることや、「覚醒プロジェクト」の一員としてネットワークを大きく広げていくことを目的に開催されたこの中間報告会。終了後実施したアンケートでは、参加者からは、「交流が深まってよかった」「合宿形式は継続してほしい」との声も寄せられました。今後も勉強会などのイベントを通し、研究実施者とその研究を支援します。

up覚醒プロジェクト中間報告会

 中間報告会の終了後、自由参加のプライベートプログラムも開催されました。大西PMの解説付き小田原観光では、石垣山城の史跡を登り、南曲輪の石垣や井戸曲輪を見学、物見台から小田原城を見下ろしました。その後は満開のソメイヨシノが賑わう小田原城や、北条氏政・氏照の墓所を廻り、氏政・氏照が自害したと伝わる生害石に手を合わせました。移動中には大西PMによる、小田原評定の由来や、北条家時代の小田原城の解説もあり、参加者は興味深く各所を観光しました。

up覚醒プロジェクト中間報告会

2024年7月21日
令和5年度 覚醒プロジェクト成果報告会を開催しました

令和5年度覚醒プロジェクトの研究期間終了が間近となった7月21日、産業技術総合研究所臨海副都心センター別館にて、研究実施者による成果報告会が行われました。約8か月の研究期間に実施してきたそれぞれの研究成果や、これからの目標が発表されました。

up覚醒プロジェクト成果報告会
up覚醒プロジェクト成果報告会

 令和5年度採択者全11組の研究チームから14名と、6名のプロジェクトマネージャー(大西正輝氏、井本桂右氏、牛久祥孝氏、金崎朝子氏、瀬々潤氏、谷中瞳氏)、令和6年度採択者から12名、令和6年度受入研究者が参加し、発表はもちろん、採択年度の違う研究者同士、担当外のPMとのネットワーキングなどの良い機会となりました。

 各研究実施者の発表は昼食をはさんで長時間にわたり、それぞれPMから多くの質問、これまでの成長に関するコメント、アドバイスなどが寄せられました。

up覚醒プロジェクト成果報告会
up覚醒プロジェクト成果報告会
up覚醒プロジェクト成果報告会

 11組の発表の後には、PM6名によるトークセッションが行われ、令和5年度覚醒プロジェクトの成果についての講評や、プロジェクト約8ヶ月を経た感想、さらに研究実施者と覚醒プロジェクトの今後についてなど、PMの想いや積極的な意見が挙がり、たいへん活発なセッションとなりました。

 参加が叶わなかった松原SVからはビデオメッセージにて「研究成果もさることながら、今後これから皆さんに覚醒してもらうのがこの制度の目的。これからいろんなことがあると思いますが、さまざまな方向性でご活躍していただきたいと思う」とコメントが寄せられました。

up覚醒プロジェクト成果報告会
up覚醒プロジェクト成果報告会

 成果報告会の後には、湾岸エリアを一望する見晴らしの良い会場で懇親の場が設けられました。研究内容に関する議論や情報交換をはじめ、参加者属性の枠を超えた盛り上がりが見られました。

up覚醒プロジェクト成果報告会
up覚醒プロジェクト成果報告会
up覚醒プロジェクト成果報告会

 成果報告会は、発表と意見交換を通じて研究への理解を深めるとともに、それぞれの研究について共通点や課題を共有し、「覚醒プロジェクト」のメンバーとして、ネットワークを縦横に広げることを目的として開催されました。今後もさまざまなイベントを通じて、研究者とその研究を長く支援していきます。

up覚醒プロジェクト成果報告会

実施機関

国立研究開発法人産業技術総合研究所
株式会社角川アスキー総合研究所(事務局運営機関)

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